補聴器を購入後
After your purchase
補聴器を購入した後について
補聴器購入後もアフターフォローが
必要です。
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- 補聴器自体の問題
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補聴器は精密機械です。しかも体温、汗、耳垢といった過酷な環境下で使われます。ある一定割合で故障やトラブルは避けられません。耳垢つまりもよく見られますがこれは掃除や音の出口のフィルターの交換で対処できます。また汗のトラブルも乾燥機に掛けるだけで対処できることもあります。メカが完全にやれれていたら修理が必要です。
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- 接触による問題
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補聴器装用は、耳に異物を入れるという不自然な行為ですのでトラブルがいつ起こっても不思議ではありません。耳穴型の補聴器あるいはイヤモールドによる外耳道圧迫によるトラブル。炎症を起こしてひどい場合は、赤く腫れていることもあります。しばらく治療に専念してから型のやり直しをする必要があります。
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- 着脱による問題
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型はうまくいっているのに外耳道に外傷がある場合は、出し入れの際に痛みを伴います。こちらで着脱をして痛みがない場合は、着脱法に問題があることがあり着脱の指導を行います。
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- 経年変化
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補聴器も経年変化を起こし出力の低下や音質劣化を起こします。聴力も次第に低下してくることが多く定期的にチェックし時に再調整が必要です。ファンクショナルゲインを測定しフィッティングルールに基づいた調整を行います。
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- 耳垢
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耳垢は普通は自然排泄されるのですが、補聴器を常時装用しているとたまっていることが多く調整に来院された際に耳垢除去を行います。耳かきは外耳道外傷を起こし、綿棒は外傷と耳垢を奥に運んで塗り付けてしまうので使用しないように指導しています。